2024年度 役員体制と各理事の抱負紹介


2024 年度日本作業科学研究会第 19 回総会が開催され、新たな役員体制となりました。

会長   山根 伸吾(令和健康科学大学)

副会長  坂上 真理(札幌医科大学)

     中塚 聡(諏訪共立病院)

     渡辺 慎介(YICリハビリテーション大学校)

事務局長 西方 浩一(文京学院大学)

理事   伊藤 文香(茨城県立医療大学)

     今井 忠則(北里大学)

     大下 琢也(嶋田病院)

     大谷 将之(障がい者支援センター「てらだ」)

     清田 直樹(目白大学)

     高木 雅之(県立広島大学)

     高島 理沙(北海道大学)

     安田 友紀(ヴァンサンク ポルテ)

監事   西野 歩(NPO煌めく返り花)

     若井 亜矢子(札幌リハビリテーション専門学校)

各理事の抱負についてご紹介いたします

役職 抱負
会長 山根伸吾 このたび日本作業科学研究会理事会において、会長に選任されました山根伸吾です。研究会のあり方や活動の方針において、重要な役割を頂き、身が引き締まる思いですが、理事や会員の皆様のご支援を頂きながら努めていきたいと考えております。また、今期で4期目となりますが、2期目、3期目に引き続き広報・ネットワーク部と、新たに実践研修を担当することになりました。今回の理事選挙において理事が増員され、新しい理事も加わりました。ますますの研究会活動の活発化に向けて、私自身今後も楽しみながら、作業科学の発展に貢献できればと考えております。皆様も研究会の活動にぜひご参加くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
副会長 中塚 聡 2018年より6年間、理事として研究推進班、2020年からはOSカフェも担当として活動してきました。この間、OTの臨床家から法人内で管理者となり、臨床だけでなく事業所の管理を通して社会の在り方を考える機会も増えました。日本の作業科学研究会は世界の中でも会員に作業療法士が多いことを強みと捉え、そのフィールドを活かし、作業の知識を生み出す研究や、作業科学により生み出された知見が活かされ、より質の高い作業療法実践がなされ、国民に寄与できるよう理事として活動したいと考えています。よろしくお願い致します。
副会長 坂上真理 日本をはじめとする作業科学関連の学術組織では世代交代やグローバル化が益々進み、本研究会においても新たな展開へとシフトする大事な時期にあると思われます。私は、過去には本研究会の理事として事務局を務め、今期は副会長を担わせていただくことになりました。世界的にみると、作業科学では、日々新たな作業の知識が創出されるようになりました。本研究会での活動を通し、作業の知識を求める人達が作業科学の知識に容易にアクセスでき、その知識を活用しながら新たな知識を生み出す「作業科学の好循環」を支える基盤作りに貢献したいと存じます。
副会長 渡辺慎介 山口県でOTをしている渡辺です。作業科学に出会って15年近くになります。私のOTとしてのアイデンティティを構築させてくれた学問が作業科学です。そして、多くの方と出会い、人脈という人生の財産を得ることもできました。 今回は、副会長、事務局、基礎入門研修担当という役割を仰せつかります。私と同じように、作業療法への問いに苦慮しているひとたちの一助になるよう尽力します。 作業科学の視点で対象者と関わると、OTのアイデンティティを感じられるはずです。共に学び、苦慮し、でも、楽しみましょう!
事務局長 西方浩一 私はこれまでの2年間、理事ならびに事務局長として、日本作業科学研究会活動に関わらせていただきました。今期も引き続き。作業科学の学術的発展に貢献できるよう会員管理、情報発信、会議、総会運営等の事務局業務ならびに研究会活動として作業の研究に関する知識の創出、研修会の企画、OSカフェの企画運営など研究会会員が活発かつ有意義な議論が行える場の提供に努力していきたいと考えます。
理事 伊藤文香 今年度より理事を務めさせていただきます茨城県立医療大学の伊藤文香です。実践研修を担当させていただきます。作業科学を実践にどう活かすかは、作業科学の発展において極めて重要な要素であると考えています。人々が自分の作業について深く考え、理解し、活用できるようになることを促進し、その成果に貢献していきたいと思います。
理事 今井忠則 本会のさらなる発展のためには、専門学術誌「作業科学研究」の活性化と公正で効率的な査読制度が重要と考えます。私はこれまで「作業科学研究」の副編集長として、査読員制度の新設を含む新しい査読システムの構築に携わってきました。今期は、新制度を盛り込んだ投稿規定の改訂を行い、安定的な運営の基礎づくりに取り組む予定です。関係各位には引き続きご協力をお願い申し上げます。
理事 大下琢也 これまで機関誌編集や広報の委員、学術大会の運営委員として研究会に関わらせていただきました。今期は理事として、研究会のニュースの発信やホームページ・SNSを担当し、広報に務めてまいります。臨床の立場からの発信を継続しながら、それにとどまらない作業の可能性を模索し、研究会の発展に寄与したいと考えます。楽しさや難しさをひっくるめて、作業科学に夢中になれる場づくりに責任をもって関わっていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
理事 大谷将之 1期目に引き続き、2期目もホームページ、メーリングリスト、基礎研修の担当をさせていただきます。ホームページやメーリングリストでは皆様により有益な情報を届けられるようにすること、基礎研修では、たくさんの方に作業科学を知っていただけるように努力していきたいと思っております。そこを入り口として様々な方がより学べるようにし、結果として作業科学の発展に寄与できるようにしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
理事 清田直樹 私の抱負は、作業科学の研究の発展に貢献することを中核に、日常生活における作業とそれがもたらす健康や安寧について、体系的に研究あるいは情報発信することで作業科学の研究や作業療法の実践をより豊かにすることです。これまでの世界の作業科学の歴史とその知見を尊重しつつ、次世代の研究者や作業療法士をリードし、新たな視点や方法を取り入れながら成長できるようサポートしていきたいと考えています。そして、この抱負をもとに、日本作業科学研究会の発展に尽力し、作業科学の発展に寄与したいと思います。
理事 高木雅之 この度、本研究会における機関誌編集と国際交流を担当することになりました。機関誌に投稿される論文は年間5本程度でまだまだ少ないです。研究論文の投稿を促進し、一人でも多くの方に作業科学の研究に触れていただけるようにしていきたいと思います。また海外の優れた研究論文を国内に紹介し、本会員が作業の知識を学べる機会を増やしていきます。現在、海外の作業科学研究組織との交流はほとんどありません。今後は情報交換を積極的に行い、国際的なネットワークを構築していきたいと考えています。これらを通じて、日本の作業科学研究がより国際的、学際的な学問に発展するよう努めてまいります。
理事 髙島理沙 私の抱負は、研究推進および国際交流担当として、作業科学の研究を益々推進し、高品質な研究成果を国内外に発信していくことです。2023年より作業科学の国際誌であるJournal of Occupational ScienceのInternational Advisory Boardに就任し、国際的な視野から日本の作業科学の発展に寄与する機会を得ました。この機会を活かし、日本の作業科学研究を世界に発信するとともに、優れた海外の研究や実践を国内に紹介し、作業科学のグローバルな発展に寄与したいと考えています。これらの取り組みを通じて、日本の作業科学がさらなる発展を遂げるよう邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
理事 安田友紀 今年度より理事になりました。以前より班員として活動しておりましたホームページ・SNS、基礎研修、加えてニュースを担当いたします。これまでの研修会や学術大会運営を通して、参加者からの“作業科学は作業療法士のアイデンティティ構築のために重要である””作業療法士として作業を理解する必要がある”との声を受け、臨床家が作業科学を学び活かすことの重要性を感じているところです。現在ある作業科学の様々な知見と臨床家・現場を繋ぐために、HPやSNSから、また、基礎入門研修会から作業科学に関する様々な情報をたくさんの方に届けたいと考えています。作業科学が多くの方にとって近い存在(学問)となれるよう、更なる発展に向けて尽力いたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP